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JOURNAL

2026.07.31

 Designer An Seoyoung Interview

『自分にとって心地のいい服を』

仕事も、家庭も、自分らしさも。自分のペースを大切にしながらトレンドに左右されることなく、自分の軸で選びしなやかに生きる。情報もトレンドも溢れる時代だからこそ、誰かが決めた正解ではなく自分にとって心地よい一着を選ぶ。そんな価値観から生まれたASHEISとは、どんなブランドなのか。デザイナー、アン・ソヨンへのインタビュー。

服は、あなたを引き立てるために。

「ASHEISが大切にしているのは、着る人自身が引き立つ服であること。服はあなたを変えるものではなく、あなたらしさをそっと引き立てるだけのものだと思っています。私自身、トレンド性やデザイン性など主張のある服を求めていたこともありますが、今はそれだけではない。そこに時代に左右されない自分らしさを求めるようになりました」
「トレンドもデザインも大事。でも余計なものは削ぎ落とし、本当に必要なものだけを残す。ミニマルを求めつつ、それでも確かな存在感を纏うワードローブが理想です。ミニマルであるということはただシンプルであるということではありません。せっかくおしゃれしたいんだから、身につけた時の高揚感がないと意味がないですもんね。そのために、素材選び、シルエット、ディテールまで、ひとつひとつ丁寧に向き合っています。」

アイテムに宿る、ASHEISらしさ。

「どのアイテムにも本当に細かくこだわっているのですが、コレクションの中で特におすすめしたいのがパンツ。ボトムスが綺麗にまとまるとスタイル全体が美しく映えるので。」
「タックは穿いたときに形が崩れにくいよう通常よりも深く設定。深くしている分クリースがしっかり出てシャープさが増します。さらに、タックからセンタープレスへと続く一本の直線が自然と生まれるよう細かな位置まで調整しています。その縦のラインが脚をすっきりと長く見せ、美しいシルエットを生み出します。」
「そしてそのシルエットを支えるため、素材にも落ち感とほどよい張りを兼ね備えたものを選んでいます。すとんと落ちるこの感じが計算されたシルエットを最大限に生かしてくれるんです。せっかくパターンとディテールを整えても素材がチープでは全てが台無し。実際、そういう服が本当に多いのでASHEISでは素材にも徹底的にこだわっています。」

「これが欲しかった」と思える服。

「シンプルな服はたくさんあります。でも着てみるとどこか印象に残らない。だからといってデザインを足しすぎると、今度は服が主役になってしまう。ASHEISが目指したのは、そのどちらでもない一着です。それは私自身がずっと探していた服でもありました。『これが欲しかった』ときっとみなさんにも思っていただけると信じています」

ASHEIS ディレクター/チーフデザイナー 
アン・ソヨン(An Seoyoung)
大手アパレル企業でデザイナーとしてキャリアをスタート。ニューヨークでの経験も経ながら、20年にわたるキャリアの節目に〈ASHEIS〉を立ち上げる。

これからのASHEIS。

「今年9月には、ASHEIS初となる実店舗のオープンも予定しています。ブランドが新たな一歩を踏み出すその場所で、訪れる人を迎える言葉が ”YOU’LL BE A WOMAN SOON.” です。この言葉には、「自分らしく歩み、自分の軸を持った一人の女性になっていく。」という想いが込められています。私が好きなある90年代の映画の中に出てくる曲の歌詞の一部で、実はブランド名以上に、私が大切にしている言葉なんです。ブランドを象徴するメッセージとして、Tシャツやショッパーにもあしらわれています。この言葉とともに、ASHEISはこれからも、自分らしく歩み、自分の軸を持つ女性に寄り添う服を届けていきます。」
ASHEIS Physical Store coming soon.....